お子さんにそう聞かれたとき、なんと答えますか?
「どうして勉強しなきゃいけないの」は、正直に言うと大人でも完全な答えを出せない問いです。だから先生も正直に答えます。
理由①:将来の「選択肢」を守るため
学校の勉強が直接役立つことは、正直そんなに多くありません。微分積分を日常で使う人は少ないし、古文を読む機会もほとんどない。
でも、高校・大学という「進路の分岐点」は確実に存在します。その扉を開けておくか閉めるかを、今の勉強が決めている。
それだけです。「勉強が好きになれ」とは言いません。「扉を閉めるな」という話です。
そしてもう一つ、大人になってわかることがあります。大人の仕事の方が、学校の勉強より何倍も大変です。
なぜなら、答えのない問題しかないから。
テストは答えがある。でも人間関係も、仕事の判断も、人生の選択も、答えは誰も教えてくれません。
それに比べたら、勉強って実はめちゃくちゃ「やさしい」。答えがあって、方法があって、頑張れば結果が出る。「勉強ごとき」、やっておいて損はない、というのが正直な気持ちです。
理由②:「学ぶための筋肉」を鍛えるため
勉強の本当の意味は、内容よりも「学び方を身につけること」かもしれません。
説明を読んで理解する、やり方を見て自分で再現する、覚えたくないことでも記憶に入れる。これ、社会に出てからも毎日使います。仕事のマニュアルを読む、先輩の技術を盗む、資格を取る、新しい道具を使いこなす。
勉強が苦手だとこれが全部しんどくなる。逆に言えば、今の勉強で鍛えているのはこの「学ぶ筋肉」です。
理由③:環境が人をつくる
どの高校・大学に進むかで、出会う友達が変わります。
これは「良い学校に行けば良い人に会える」という単純な話ではありません。同じ目標に向かって頑張った人たちが集まる場所には、自然と刺激し合える関係が生まれやすい。高校・大学時代の友人が、その後の人生に影響を与えることは少なくありません。
私自身の話をすると、中学・高校の友達とも今でも付き合いはあります。ただ、長く深く付き合いが続いているのは圧倒的に大学でできた友達です。そのうちの一人は税理士で、今まさに仕事でとても助けてもらっています。
進路の選択肢を広げておくことは、出会いの選択肢を広げることでもあります。
「やっておいて損した人を、まだ見たことがない」
「なぜ勉強するのか」に完璧な答えはありません。でも先生が言えるのはこれだけです。
やっておいて損した人を、まだ見たことがない。
青山ゼミナールでは、こういう話を生徒にもよくします。勉強の意味を自分なりに理解している子の方が、結果的に伸びていくからです。気になる方は、まず体験授業からどうぞ。

