学童支援員から見た、宿題がはかどる子とはかどらない子の違い

学童で子どもたちを見ていると、宿題がスムーズに進む子とそうでない子の違いが自然と見えてきます。その差はどこにあるのでしょうか。


宿題がはかどる子の共通点

宿題がはかどる子は、帰ってきたらすぐに宿題をするというルーティンができています。「宿題はすぐやるもの」という考えと行動が一致しているのです。習慣になっているので、やるかやらないかで迷う時間がありません。

また集中力も大きく関係しています。宿題に取り組み始めたら、ある程度の時間は集中して取り組むことができる子は、当然はかどります。


すぐ始められない子への対処法

ただし、やらないといけないとわかっていてもすぐに始められない子もいます。気持ちの切り替えが難しいという特性を持つ子もいるので、「やりなさい」だけでは進まない場合もあります。

そういった場合は、宿題の前にワンクッションを入れるのが効果的です。「お菓子を1個食べてから」「10分休憩してから」というように、小さなルーティンを作ってあげると切り替えやすくなります。

これは大人でも同じことだと思います。やらないといけないとわかっていても、少し休憩してから取り組む、ということは誰にでもあります。子どもだから意志が弱いのではなく、切り替えのきっかけが必要なだけなのです。


「終わったら何がある」を明確にする

宿題が終わった後に何をするかが明確な子もはかどりやすいです。「宿題が終わったらおやつが食べられる」「宿題が終わったら遊びに行ける」「何時何分までは頑張る」など、ゴールが見えている状態は子どもにとって大きなモチベーションになります。

ダラダラと宿題をするよりも、明確な目標があった方がやる気が出るのは大人も子どもも同じです。


環境を整えることも大切

宿題をする場所に気が散るものを置かないことも効果的です。おもちゃ・スマホ・タブレットなど、目に入ると意識がそれてしまうものは宿題中は見えない場所に置いておく方がいいです。

また一人でやるのが苦手な子もいます。そういった場合は保護者が隣で一緒に取り組む、お友達と一緒に勉強する、同年代の子と同じ空間で勉強できる放課後コースのような場所を活用するといった方法もあります。周りに頑張っている子がいると自然と自分もやろうという気持ちになります。


宿題がはかどらない理由は子どもによってさまざまです。やる気の問題だけでなく、環境・習慣・切り替えのしやすさなど複数の要因が絡んでいます。どれか一つを変えるだけでも、宿題への取り組み方が変わることがあります。

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